ロゴが完成しました。

長南町に降り立った時、見えた到景。
そこで育まれる人々の豊饒な営みはまさしく縦糸と横糸によって紡がれた一枚の絹であるように思いました。
かつて、一次産業で栄えた長南町の情景が、現在でも確かに残されてきたということは、この街に人々の深層心理において大いなる自然に対する深い理解と生活に対する真摯な眼差しがあったからに違いありません。
そんな田園風景を前に米づくりを起点とした新たな事業に直向きに取り組もうとする彼(=酒田 海)の背中からは、この街を次の世代にひらき・紡ぐ力強い門そのものであると私は感じざるをえませんでした。
 『ながいき農園』は単なる農業集団ではありません。
今回のデザインプロセスにおいて、このProjectが米作りを通じてこの街にしかできない次世代の暮らし方を運び込む「入り口」になると仮定し、力強い門戸にふさわしくも優しく人を迎え入れるような強靭性のある長南町のような「絹糸」でおられた「暖簾」をイメージし制作しました。
縦糸と横糸はNagaiki Farmのカリグラフィーをアウトランと捉え描画することで、あたたかい太陽光が絹に反射し煌めく様子を表現しました。まさに志を持った太陽のような人々を優しく迎え入れてくれるようなイメージです。
ふと風が吹いた時、
暖簾のその先―
長南町の地形を思わせる山や空、広がる大地、そこから垣間見るこれまで紡がれてきた豊かな暮らしのあり方が、この地で新たな挑戦をする若者たちの五感を掻き立て、新しい事業を創造する原動力となることに間違いありません。
 『ながいき農園』の挑戦がここから始まります。
Designd by Masaki Tsuda

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